2024年2月 2日 (金)

東畑記念館 改修工事 落成式

令和6年2月2日、東畑記念館の改修工事の落成式を多くのご来賓の皆様のご臨席のもと、東畑記念館において挙行いたしました。

令和3年10月に東畑建築事務所様から東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」に東畑記念館の利活用、改修工事についての打診があって以降、三重県様との協議に始まり、民間の出資ご協力4社様のご賛同を得て、当会が施主となって改修工事を関係各社が一致協力して取り組み、本日の落成式に至るまで、本当に多くの方々のご指導、ご協力を賜りましたことに、この落成式において、東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」として、心から感謝を申し上げたいと思いました。

改修工事、落成式と、次々と起こる出来事のすべてが初めてのことばかりで、今、振り返りますと至らぬ点が多数であったと思いますが、皆様のご指導のもと、精一杯やり遂げ、おかげさまで本日の落成式を迎えることができました。

これもひとえに関係の多くの皆様のご指導、ご尽力をいただきました賜物と、感謝の気持ちでいっぱいです。
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1.開式のことば

開式は11時30分を予定しておりましたが、すべてのご来賓の皆様、多くの報道機関の皆様がお揃いでしたので、若干早くに開式いたしました。

本日の司会進行を東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」の藤田が務めさせていただきました。

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2. 施主 東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」 会長あいさつ

まず、はじめに改修工事の事業実施主体であります、施主の東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」の会長、森川茂幸より、御礼のご挨拶を申し上げました。
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3.三重県 一見勝之知事 謝辞(施主へ感謝状贈呈) 

続きまして、三重県の一見勝之知事からの謝辞と、施主「楷(かいじゅ)の会」に対します感謝状贈呈でした。

この東畑記念館は、東畑精一博士が昭和47年に三重県に寄贈されて以降、現在も三重県の所有施設となっています。

改修工事後も三重県の所有施設であることには変わりません。

本日は、一見勝之三重県知事の代理といたしまして、三重県副知事の廣田恵子様がご臨席くださり、改修工事協力5社(出資ご協力4社様、施主1団体)に対します、謝辞を賜りました。

ご公務ご多忙にもかかわらず、誠にありがとうございました。
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謝辞に続きまして、感謝状贈呈では、改修工事の施主「楷(かいじゅ)の会」に対しまして、三重県知事名の感謝状を賜りました。

この感謝状は、東畑記念館において末長くお飾りいたしたいと存じます。

誠にありがとうございました。
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我々、「楷(かいじゅ)の会」は、三重県の所有施設である東畑記念館をお預かりする運営団体として、東畑記念館を農林業の学習施設として有効活用してまいりたいと存じます。

廣田副知事様、誠にありがとうございました。

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4. 松阪市 竹上真人市長 ご祝辞

続きまして、松阪市の竹上真人市長様からご祝辞を賜りました。

日頃より、松阪市様からは「楷(かいじゅ)の会」に対しまして、多くのご支援をいただき
、誠にありがとうございます。

「楷(かいじゅ)の会」が顕彰する東畑精一博士は、「松阪市の偉人」でございまして、また、「楷(かいじゅ)の会」が運営する農業塾は、松阪市からご後援のご支援をいただいて運営をしております。

竹上市長様には、ご公務ご多忙にもかかわらず、ご祝辞を賜り誠にありがとうございました。
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「楷(かいじゅ)の会」は、東畑記念館におきまして、松阪市の偉人であります東畑精一博士の顕彰活動をさらに進めてまいりたいと存じます。

竹上市長様、誠にありがとうございました。

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5.感謝状贈呈(施主「楷(かいじゅ)の会」)

このたびの改修工事は、出資ご協力4社の皆様のご支援の賜物でございました。

多額のご出資を賜りました、出資ご協力4社の皆様に、施主として「楷(かいじゅ)の会」会長、森川茂幸より感謝状を贈呈いたしました。

地方自治体所有の公共施設に対しまして、民間が出資して改修工事を行うということは、今までに前例がないことではないかと思います。

ご出資そのものに対しまして、また前例がないことのご協力に対しまして、多くのご援助を賜りましたことに深く感謝申し上げます。

また、ご出資ではありませんが、三重県所有の公共施設に対しまして、「楷(かいじゅ)の会」が施主として行う庭園の改修工事に人的なご尽力を賜りました、造園工事ご協力1社様にも感謝状を贈呈いたしました。
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感謝状のお運びを黄檗皎上月流の秦 里紗心 様にお願いいたしました。

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5 ① 公益財団法人 岡田文化財団 様

まずはじめに、公益財団法人 岡田文化財団 理事、辻 晴芳 様に感謝状を贈呈いたしました。
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公益財団法人 岡田文化財団 様、誠にありがとうございました。

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5 ② 株式会社 東畑建築事務所 様

次に、株式会社 東畑建築事務所 代表取締役社長、米井 寛 様に感謝状を贈呈いたしました。
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株式会社 東畑建築事務所 様、誠にありがとうございました。

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5 ③ 株式会社 清林社 様

次に、司会が贈呈いたします順序を 不二建設株式会社 様と前後を間違えまして、大変失礼をいたしました。

株式会社 清林社 代表取締役社長、鈴木 直也 様に感謝状を贈呈いたしました。
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株式会社 清林社 様、誠にありがとうございました。

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5 ④ 不二建設株式会社 様

次に、司会が贈呈いたします順序を 株式会社 清林社 様と前後を間違えまして、大変失礼をいたしました。

不二建設株式会社 取締役副社長、舩橋 慶一郎 様に感謝状を贈呈いたしました。
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不二建設株式会社 様、誠にありがとうございました。

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5 ⑤ 中川電化産業株式会社 様

東畑記念館の改修工事は、東畑記念館の運営団体となる「楷(かいじゅ)の会」が行う庭園の改修工事もございました。

出資ご協力社様ではありませんが、中川電化産業株式会社様には、庭園の改修工事において多大なご尽力を賜りました。

この多大なご尽力を賜りましたことに対しまして、中川電化産業株式会社 代表取締役社長 河中 英祐 様に感謝状を贈呈いたしました。
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中川電化産業株式会社 様、誠にありがとうございました。

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6. ご来賓のご紹介(協力関連企業・団体各社様)

次に、本日、ご来賓としてご臨席のご協力関連企業・団体各社の皆様のご紹介をいたしました。

ご協力関連企業・団体各社の皆様は、日頃より「楷(かいじゅ)の会」の運営にご協力をいただいております、企業・団体の皆様でございます。
本日は、大変お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ① 朝日土木株式会社 様

まずはじめに、東畑記念館の改修工事の実現に向けて、東畑建築事務所様とともにご協力をいただきました、朝日土木株式会社 会長 秦 純二 様 でございます。
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ご協力のおかげをもちまして、改修工事が実現しましたとともに、本日のご臨席、誠にありがとうございました。

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6 ② 煎茶道 黄檗皎上月流 様

次に、本日の締めの記念行事となります、記念のお茶会を主催していただきました、煎茶道 黄檗皎上月流 お家元、岡田 皎上月 様でございます。

多くの流派・会員の皆様方とともにご臨席を賜り、誠にありがとうございました。
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最後の記念のお茶会は、締めの行事として落成式を締めくくっていただき、誠にありがとうございました。

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6 ③ 岡山大学 様

次に、「楷(かいじゅ)の会」が運営する松阪市後援・農業塾の運営にご協力いただいております、岡山大学 元副学長で、現在は名誉教授の岡田 雅夫 様でございます。
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日頃より「楷(かいじゅ)の会」 をご支援いただき、また、お忙しい中をご臨席を賜り、誠にありがとうございました。

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6 ④ 香良洲神社 様

次に、東畑記念館の改修工事の安全祈願祭、また今後の東畑記念館の発展をご祈祷いただきました、香良洲神社 ご神職、小林 芳成 様でございます。
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ご祈祷のおかげさまで無事に改修工事を終えることができ、また、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑤ 中川電化産業株式会社 様

次に、東畑生家の管理者であり、「楷(かいじゅ)の会」の運営全般をご指導、ご支援いただき、東畑記念館の庭園の造園工事もご尽力いただきました、中川電化産業株式会社 代表取締役社長、河中 英祐 様でございます。
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同じく、中川電化産業株式会社 取締役、太田 とよ 様でございます。
多方面に精通しておられ、落成式の組み立てのご指導を賜りました。
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日頃よりさまざまなご支援をいただき、また、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑥ ネッツトヨタ三重株式会社 様

次に、親子農業体験での「楷(かいじゅ)の会」との連携活動などのご支援をいただいております、ネッツトヨタ三重株式会社 代表取締役社長、平野 真也 様でございます。
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引き続きの連携活動をお願いするとともに、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑦ 松阪偉人顕彰団体協議会 様

次に、9年間の長きにわたり、「松阪の偉人たち展」への東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」の出展のご支援をいただいております、松阪偉人顕彰団体協議会 会長、髙島 信彦 様でございます。
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出展のご支援をいただき、またお忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑧ 株式会社 松阪協働ファーム 様

次に、松阪農業公園ベルファームにおいて、12年間の長きにわたり、「楷(かいじゅ)の会」が運営する松阪市後援・農業塾のご支援をいただいております、株式会社 松阪協働ファーム 代表取締役社長、岩森 政明 様でございます。
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日頃のご支援に感謝申し上げますとともに、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑨ 三重県立飯南高等学校 様

次に、「楷(かいじゅ)の会」のドングリプロジェクトの植林学習のご支援をいただいております、三重県立飯南高等学校 校長 西川 俊朗 様でございます。
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植林学習のご支援に感謝申し上げますとともに、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑩ みえ森づくりサポートセンター 様

次に、「森の学校」において、森林・林業教育のご支援をいただいております、みえ森づくりサポートセンター センター長、北野 信久 様 でございます。
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日頃の森林・林業教育のご支援に感謝申し上げますとともに、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑪ (旧)NPO法人 三重スローライフ協会 様

最後に、「楷(かいじゅ)の会」が設立される以前は、NPO法人 三重スローライフ協会でございました。

我々、「楷(かいじゅ)の会」 は、10年近くNPO法人 三重スローライフ協会で活動しておりました。

NPO法人の解散が決まるころに、農業教育事業の存続とNPO法人から独立するために「楷(かいじゅ)の会」を設立いたしました。

そのNPO時代にさまざまな活動を支えてくださいました、当時のNPO法人理事長であり、三重大学 名誉教授の大原 興太郎 様でございます。
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我々にさまざまな活動実績を作っていただき、またお忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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7. 記念のくす玉割り

続きまして、記念のくす玉割りを行いました。

この改修工事は、三重県が所有する施設に対しまして、民間5社が一致協力して行ったものでございます。

三重県議会議員の青木謙順様、同じく三重県議会議員の野口正様のお二人の先生方には、常に三重県行政と我々民間との太いパイプ役として、多くのご指導、ご支援を賜りました。

くす玉割りは、お二人の先生方のご主導で、行われました。

まずはじめに、野口正議員様から、ご祝辞をちょうだいいたしました。
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そのあと、お二人の先生方をくす玉の中心に、改修工事協力5社の代表者様がその周りを取り囲む形でお集まりいただき、全員がくす玉のヒモをお持ちいただいて、一斉に引く準備をしていただきました。
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最後は、青木謙順議員様のご発声の「せーのっ!」で、一斉に勢いよくヒモを引いていただきました。
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お二人の先生方と民間5社の皆様の一致協力により、見事にくす玉は割れ、歓声があがりました。
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このくす玉の中には、三重県様と民間5社様のご協力により、折り紙でのツルとカメ、紙吹雪が納められておりました。

大変お忙しい中をくす玉の中身の作成にご協力いただきました、関係の皆様方に厚く御礼申し上げます。

くす玉本体の作成には、予想以上にそうとうの時間がかかり、落成式前日には「祝 東畑記念館」の垂れ幕が玄関側に向くことがわかり、正面を向くように設計しなおし微調整を重ねるなど、大変苦労をしましたので、無事に割れまして、よろこびはひとしおでございました。

三重県議会のお二人の先生方には、海外ご公務中で、ご帰国直後に落成式にご臨席賜りました。

大変ご多忙の中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

先生方には、三重県様との関わりの中で、「楷(かいじゅ)の会」をご指導くださり、本当にありがとうございました。

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8. 閉式のことば

ここで、第1部の落成式が終了いたしました。

三重県の廣田恵子副知事様、松阪市の竹上真人市長様は、このあとのご公務のため、第1部のみでご退席となりました。

また、ご来賓としてご臨席の三重県と松阪市の幹部の皆様方もご公務にお戻りになられました。

大変お忙しい中、ご臨席賜り、誠にありがとうございました。

第2部の記念セレモニーの準備のため、数分のお時間をはさみました。

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落成式 第2部 整備中

落成式 第2部 整備中

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「楷(かいじゅ)の会」会報第17号

会 報 第 17号
令和6年2月2日


浦城晋一先生 ~東畑博士の最後の弟子・学者~


 昭和20年11月9日、マッカーサー司令部は、「農地改革の覚書

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2023年12月 9日 (土)

東畑記念館 改修工事 奉告祭

東畑記念館の改修工事は、おかげさまで無事に10月31日に竣工となりました。

7月12日から着工した改修工事ですが、3ヶ月余でようやく施設が再生されました。

改修工事にあたり、出資ご協力4社様(公益財団法人・岡田文化財団様、株式会社・東畑建築事務所様、株式会社・清林社様、不二建設株式会社様)には、三重県の所有施設に対しまして多額のご支援を賜りましたことを、施主として深く御礼申し上げます。

設計事業社の東畑建築事務所様、施工事業社の不二建設株式会社様には、ご安全に改修工事が竣工となりまして、誠にありがとうございました。

着工前の6月30日に、東畑記念館改修工事の安全祈願祭を香良洲神社において行い、無事に改修工事が終わりましたので、12月9日に香良洲神社において奉告祭を行いました。

奉告祭は、無事に改修工事が竣工したことをご神前にご報告するとともに、今後の東畑記念館の発展を祈願するための神事で、香良洲神社の小林芳成ご神職にとり行っていただきました。
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これで、廃墟と化していた東畑記念館も再び息を吹き返し、県民の皆様が活用できる施設へと生まれ変わることと思います。
多くのご支援を賜り、誠にありがとうございました。

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2023年11月 2日 (木)

「楷(かいじゅ)の会」会報第16号

会報 第 16 号
令和5年11月2日


農地改革の話(2)~農地改革の実施~


 昭和20年11月9日、マッカーサー司令部は、「農地改革の覚書」を発表し、政府に対して農地改革を実施するよう指令した。

 そこで政府は、昭和20年12月28日に「農地調整法改正法律」を公布し、さらに徹底した農地改革を行うため、「自作農創設特別措置法」(昭和21年11月21日公布)、「農地調整法改正法律」の改正(昭和21年10月21日公布)を公布した。
「耕作者の地位を安定し、その労働成果を公正に享受させる自作農を急速かつ広汎に創設し、もって農業生産力の発展と農村における民主的傾向の促進を図ること」を目的とし、この目的を達成するため、全国の小作地262万町歩(全農耕地の4割6分)のなか、不在地主の持っている小作地86万町歩と、在村地主の持っている小作地176万町歩の中で地主の保有面積の限度を超える133万町歩、合計230万町歩(全小作地の8割強)を地主から強制的に買い上げて、働く農民に与えるとともに、さらに官有および民有の未墾地を開放することになった。

 不在地主の貸付地の全部、在村地主の貸付地で、平均1町歩(北海道では4町歩)という保有限度を超える部分は全部買い上げられた。
また、自作農でも平均3町歩(北海道12町歩)を超える部分は買い上げの対象となった。

 政府が買い上げた農地を売り渡す相手は、「自作農として農業に精進する見込みがあるもの」で、「買い上げたときに耕作している小作人」であった。売り渡しに予定した農地は、「国が買収した農地」であるが、そのほかに「国が買収した農地と地主の保有地を交換して取得した農地」、「一般の国有農地」もあった。
政府の売り渡しの資格のあるものは、農地を買って自作農になりたいものなら誰でもよく、自由に市町村農業委員会に申し込みができた。市町村農業委員会は売り渡すべき農地、売り渡しの相手方、売り渡しの時期および対価を定めなければならなかった。
また、農家が売り渡しを受ける面積には制限があった。売り渡す農地の面積は、1世帯につき自作地を含め3町歩(北海道12町歩)を超えないものということである。

 農地改革は昭和23年12月31日までに完了することになっていた(農地改革のための法律が施行されてから2か年)。
また、農地の買収計画や売り渡し計画、遅くとも昭和23年10月31日(農地改革の完了の2カ月前)までに完了しなければならなかった。

 買い上げられる農地と売り渡される農地の価格は、普通田で約760円(賃貸価格の40倍)、畑は約448円(賃貸価格の48倍)くらいであった。
農地を買い入れた場合、その代価の支払いは期間24年の年賦償還であった(代価の一部または全部を支払っての残額)。
全部を年賦払いにすれば、年賦金は1反あたり田が45円85銭、畑が26円3銭となった。
これに租税負担1反あたり、田13円78銭、畑6円68銭を加えて、合計で田59円63銭、畑32円71銭となり、現行小作料の田75円、畑41円70銭より負担が軽くなったのであった。

農地を売り渡した地主への報償金は、田は1反歩につき平均220円(賃貸価格の11倍)、畑は平均130円(賃貸価格の14倍)交付された。地主に対する農地の対価および報償金の支払いは、1世帯につき2カ年を通じて一定の金額(約4千円)以内は封鎖預金で支払われ、残りは農地証券で支払われた。農地証券は2年据え置き22年年賦で償還された。農地などの対価、報償金および現金払いや農地証券の交付の事務は日本勧業銀行で取り扱い、農地証券の償還は、日本銀行、郵便局で行われた。


農業塾(松阪市後援)第11期の修了式・記念講演


 農業塾(松阪市後援)第11期の修了式・記念講演は、令和5年8月5日(土)に行いました。
場所は、本年度も、中川電化産業(株)の計らいで、東畑精一博士の生家を使わせていただきました。
修了式は、午後1時から修了式を行い、修了者には会長から修了証を授与されました。

 記念講演は、煎茶道・黄檗皎上月流・家元の岡田皎上月(おかだ こうげつ)先生をお迎えして、演題は「お茶の歴史と煎茶道」でした。
日本のお茶やその歴史的な流れについてわかりやすくお話をしていただきました。
その後、家元とそのお弟子さんたちによる野点で、参加者に煎茶道の手前を披露していただき、記憶に残る充実した終了記念行事にしていただきました。

 9月9日(土)から農業塾(松阪市後援)第12期が始まりました。
今年度は12名の受講者を迎え、開講式・第1回講座を東畑精一博士の生家で行いました。今年度も受講生の皆様の期待に応えられるよう、「楷(かいじゅ)の会」活動の一環として励んでいきたいです。


「楷(かいじゅ)の会」会報第16号

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2023年8月 2日 (水)

「楷(かいじゅ)の会」会報第15号

会報 第 15号
令和5年8月2日


農地改革の話(1)~農地改革の目的~


 明治維新以来、工業は非常な勢いで発達し工場の規模は驚くほど大きくなった。また、農業でも、西洋の農事が輸入され、農学が発達し化学的技術が普及して一反当たりの収量は相当多くなった。米は明治初年に一反当たり一石であったものが、昭和には平均二石と倍増した。しかし、それは品種の改良と肥料の施し方を中心とし、むちゃくちゃに人手をかけることによって生産が高められたもので資本醸成をもって生産力が高められたものではなかった。立派な機械農具を縦横に使っているアメリカでは農業人口一人当たりで34.5人分もの食料を生産しているのに、日本では農民一人当たりでわずかに1.9人分の食料しか生産することができていなかったのである。

日本の農業は昭和に入っても、何故相変わらず手で使う鋤や鍬を主体とし、牛馬を使うくらいがせいぜいで、経営の規模も大きくならず、農耕作業の機械化も行われず、昔のままの小農経営が続けられてきたのであるか。その中で、根本をなすと考えられるのは、農業経営の基本である土地制度が不合理であったということである。そもそも土地の利用配分および所有関係が合理的であったかどうかということが農業の発展には重大な関係があるが、それは土地所有制度によって強く左右されるものである。

わが国の農業にはいまだ合理的な近代的土地所有制度が確立していないので、それが農業の資本主義的発展の大きな障害となっていた。明治維新以降、農業だけは近代化が半封建的な地代のために阻まれて立ち遅れ、農業のやり方や農村の中には半ば封建的な時代遅れの制度がなお多く残っていたのである。わが国におよそ570万戸の農家があるが、その7割強は小作農家、自作兼小作農家であった。そしてその小作地はわが国の耕地面積600万町歩のおよそ半分に達していたのである。小作地の借賃(小作料)は現物で納めるのが通例で、その額は収穫量の半分という高いものであった。地主と小作人との関係は封建時代の領主と農民の関係に似て、小作人は地主に頭が上がらず、小作料はこれを「年貢」とか「上納」などと言って、昔領主に納めいたときと同じ名前で納めていた。そのため農民は地主の恩情にすがり卑屈とならざるを得なかった。これでは農民は独立の経営者となって、土地を買い入れたり、農業用の機械器具や役畜を取り入れ、農業の改善(農業の資本主義化)を図ることは難しかった。

これは自作農にも当てはまり、自分で経営するよりも、農地を細かく分割してたくさんの小作人に小作させた方が割がよいから、地主になろうとしてしまっていた。小作料が法外に高いので、地価がたいへん高く、せっかく自作農になっても、土地を買い入れた代価は小作料の何十年分を前借したものと同じになって、それは高い小作料が前払いとして一度に支出したものを毎年取り戻すに過ぎないのであった。だから一度凶作や恐慌に見舞われるとたちまち小作農に転落してしまうのであった。

また、わが国農家の一戸あたりの平均経営面積は1町歩そこそこでアメリカの400町歩、ソビエトの集団農場の1000町歩、カナダの56町歩に比べ、驚くほどに小さかった。このように経営規模が小さく、1枚1枚の田畑の面積が極めて小さく、しかも分散している原因も、時代遅れの土地制度(半封建的な高い小作料)が農業を支配して、耕地の集団化や経営規模が大きくなることを阻んできたのであった。

農業の発達を図るとともに農村の民主化を促すためには、何よりもまずこの時代遅れの土地制度を根本的に改革することを行わなければならなかった。そこで、昭和20年11月9日、マッカーサー司令部は、「農地改革についての覚書」を発表し、政府に対し農地改革を実施するように指令した。それは「日本の農業が近代的な農業に発展することを妨げてきた封建的な小作制度をなくし、小作人を開放してこれに土地を与え、平等の権利と労働に対する正当な報酬を得させ、農業の発達および生活の向上を図るようにせよ」ということであった。


ネッツトヨタ三重株式会社 農業BR事業への協力


楷(かいじゅ)の会」活動の一環である「松阪市後援農業塾」は、11年を経過しました。その学習成果の蓄積をもとに、ネッツトヨタ三重株式会社の農業BR事業に協力することになりました。農業BR事業は当該会社の新しい顧客満足度の向上を目指した取り組みのことです。

 今回は、とりあえず無農薬栽培を目標に、サツマイモの栽培をすることになりました。6月15日(木)に畦づくり、6月17日(土)に苗の定植をしました。社長を含め6名の社員が一生懸命作業をされ、紅あずま200本、安納芋100本の苗を植えることができました。今後、追肥、中耕、除草という管理作業を経て、10月には美味しいサツマイモの収穫となると思います。


東畑記念館の改修工事の安全祈願祭


 「楷(かいじゅ)の会」の念願であった東畑記念館の改修工事が7月12日(水)から行われることになりました。

それに係る工事の安全祈願祭を6月30日(金)に香良洲神社で行っていただきました。

「楷(かいじゅ)の会」は建築主として2名(会長、副会長)が参加しました。設計・監理として株式会社東畑建築事務所2名(中村様、赤松様)、施工として不二建設株式会社2名(田渕様、奥村様)、来賓として三重県農業研究所2名(所長、副所長)にも参列していただきました。香良洲神社の小林宮司のお祓いのもと、祭典は滞りなく行われました。

東畑記念館の改修の完成は10月末ということです。


「楷(かいじゅ)の会」会報第15号

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