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2024年2月

2024年2月 2日 (金)

東畑記念館 改修工事 落成式

令和6年2月2日、東畑記念館の改修工事の落成式を多くのご来賓の皆様のご臨席のもと、東畑記念館において挙行いたしました。

令和3年10月に東畑建築事務所様から東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」に東畑記念館の利活用、改修工事についての打診があって以降、三重県様との協議に始まり、民間の出資ご協力4社様のご賛同を得て、当会が施主となって改修工事を関係各社が一致協力して取り組み、本日の落成式に至るまで、本当に多くの方々のご指導、ご協力を賜りましたことに、この落成式において、東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」として、心から感謝を申し上げたいと思いました。

改修工事、落成式と、次々と起こる出来事のすべてが初めてのことばかりで、今、振り返りますと至らぬ点が多数であったと思いますが、皆様のご指導のもと、精一杯やり遂げ、おかげさまで本日の落成式を迎えることができました。

これもひとえに関係の多くの皆様のご指導、ご尽力をいただきました賜物と、感謝の気持ちでいっぱいです。
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第1部 落成式 1.開式のことば

開式は11時30分を予定しておりましたが、すべてのご来賓の皆様、多くの報道機関の皆様がお揃いでしたので、若干早くに開式いたしました。

本日の司会進行を東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」の藤田が務めさせていただきました。

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2. 施主 東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」 会長あいさつ

まず、はじめに改修工事の事業実施主体であります、施主の東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」の会長、森川茂幸より、御礼のご挨拶を申し上げました。
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3.三重県 一見勝之知事 謝辞(施主へ感謝状贈呈) 

続きまして、三重県の一見勝之知事からの謝辞と、施主「楷(かいじゅ)の会」に対します感謝状贈呈でした。

この東畑記念館は、東畑精一博士が昭和47年に三重県に寄贈されて以降、現在も三重県の所有施設となっています。

改修工事後も三重県の所有施設であることには変わりません。

本日は、一見勝之三重県知事の代理といたしまして、三重県副知事の廣田恵子様がご臨席くださり、改修工事協力5社(出資ご協力4社様、施主1団体)に対します、謝辞を賜りました。

ご公務ご多忙にもかかわらず、誠にありがとうございました。
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謝辞に続きまして、感謝状贈呈では、改修工事の施主「楷(かいじゅ)の会」に対しまして、三重県知事名の感謝状を賜りました。

この感謝状は、東畑記念館において末長くお飾りいたしたいと存じます。

誠にありがとうございました。
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我々、「楷(かいじゅ)の会」は、三重県の所有施設である東畑記念館をお預かりする運営団体として、東畑記念館を農林業の学習施設として有効活用してまいりたいと存じます。

廣田副知事様、誠にありがとうございました。

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4. 松阪市 竹上真人市長 ご祝辞

続きまして、松阪市の竹上真人市長様からご祝辞を賜りました。

日頃より、松阪市様からは「楷(かいじゅ)の会」に対しまして、多くのご支援をいただき
、誠にありがとうございます。

「楷(かいじゅ)の会」が顕彰する東畑精一博士は、「松阪市の偉人」でございまして、また、「楷(かいじゅ)の会」が運営する農業塾は、松阪市からご後援のご支援をいただいて運営をしております。

竹上市長様には、ご公務ご多忙にもかかわらず、ご祝辞を賜り誠にありがとうございました。
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「楷(かいじゅ)の会」は、東畑記念館におきまして、松阪市の偉人であります東畑精一博士の顕彰活動をさらに進めてまいりたいと存じます。

竹上市長様、誠にありがとうございました。

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5.感謝状贈呈(施主「楷(かいじゅ)の会」)

このたびの改修工事は、出資ご協力4社の皆様のご支援の賜物でございました。

多額のご出資を賜りました、出資ご協力4社の皆様に、施主として「楷(かいじゅ)の会」会長、森川茂幸より感謝状を贈呈いたしました。

地方自治体所有の公共施設に対しまして、民間が出資して改修工事を行うということは、今までに前例がないことではないかと思います。

ご出資そのものに対しまして、また前例がないことのご協力に対しまして、多くのご援助を賜りましたことに深く感謝申し上げます。

また、ご出資ではありませんが、三重県所有の公共施設に対しまして、「楷(かいじゅ)の会」が施主として行う庭園の改修工事に人的なご尽力を賜りました、造園工事ご協力1社様にも感謝状を贈呈いたしました。
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感謝状のお運びを黄檗皎上月流の秦 里紗心 様にお願いいたしました。

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5 ① 公益財団法人 岡田文化財団 様

まずはじめに、公益財団法人 岡田文化財団 理事、辻 晴芳 様に感謝状を贈呈いたしました。
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公益財団法人 岡田文化財団 様、誠にありがとうございました。

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5 ② 株式会社 東畑建築事務所 様

次に、株式会社 東畑建築事務所 代表取締役社長、米井 寛 様に感謝状を贈呈いたしました。
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株式会社 東畑建築事務所 様、誠にありがとうございました。

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5 ③ 株式会社 清林社 様

次に、司会が贈呈いたします順序を 不二建設株式会社 様と前後を間違えまして、大変失礼をいたしました。

株式会社 清林社 代表取締役社長、鈴木 直也 様に感謝状を贈呈いたしました。
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株式会社 清林社 様、誠にありがとうございました。

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5 ④ 不二建設株式会社 様

次に、司会が贈呈いたします順序を 株式会社 清林社 様と前後を間違えまして、大変失礼をいたしました。

不二建設株式会社 取締役副社長、舩橋 慶一郎 様に感謝状を贈呈いたしました。
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不二建設株式会社 様、誠にありがとうございました。

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5 ⑤ 中川電化産業株式会社 様

東畑記念館の改修工事は、東畑記念館の運営団体となる「楷(かいじゅ)の会」が行う庭園の改修工事もございました。

出資ご協力社様ではありませんが、中川電化産業株式会社様には、庭園の改修工事において多大なご尽力を賜りました。

この多大なご尽力を賜りましたことに対しまして、中川電化産業株式会社 代表取締役社長 河中 英祐 様に感謝状を贈呈いたしました。
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中川電化産業株式会社 様、誠にありがとうございました。

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6. ご来賓のご紹介(協力関連企業・団体各社様)

次に、本日、ご来賓としてご臨席のご協力関連企業・団体各社の皆様のご紹介をいたしました。

ご協力関連企業・団体各社の皆様は、日頃より「楷(かいじゅ)の会」の運営にご協力をいただいております、企業・団体の皆様でございます。
本日は、大変お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ① 朝日土木株式会社 様

まずはじめに、東畑記念館の改修工事の実現に向けて、東畑建築事務所様とともにご協力をいただきました、朝日土木株式会社 会長 秦 純二 様 でございます。
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ご協力のおかげをもちまして、改修工事が実現しましたとともに、本日のご臨席、誠にありがとうございました。

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6 ② 煎茶道 黄檗皎上月流 様

次に、本日の締めの記念行事となります、記念のお茶会を主催していただきました、煎茶道 黄檗皎上月流 お家元、岡田 皎上月 様でございます。

多くの流派・会員の皆様方とともにご臨席を賜り、誠にありがとうございました。
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最後の記念のお茶会は、締めの行事として落成式を締めくくっていただき、誠にありがとうございました。

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6 ③ 岡山大学 様

次に、「楷(かいじゅ)の会」が運営する松阪市後援・農業塾の運営にご協力いただいております、岡山大学 元副学長で、現在は名誉教授の岡田 雅夫 様でございます。
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日頃より「楷(かいじゅ)の会」 をご支援いただき、また、お忙しい中をご臨席を賜り、誠にありがとうございました。

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6 ④ 香良洲神社 様

次に、東畑記念館の改修工事の安全祈願祭、また今後の東畑記念館の発展をご祈祷いただきました、香良洲神社 ご神職、小林 芳成 様でございます。
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ご祈祷のおかげさまで無事に改修工事を終えることができ、また、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑤ 中川電化産業株式会社 様

次に、東畑生家の管理者であり、「楷(かいじゅ)の会」の運営全般をご指導、ご支援いただき、東畑記念館の庭園の造園工事もご尽力いただきました、中川電化産業株式会社 代表取締役社長、河中 英祐 様でございます。
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同じく、中川電化産業株式会社 取締役、太田 とよ 様でございます。
多方面に精通しておられ、落成式の組み立てのご指導を賜りました。
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日頃よりさまざまなご支援をいただき、また、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑥ ネッツトヨタ三重株式会社 様

次に、親子農業体験での「楷(かいじゅ)の会」との連携活動などのご支援をいただいております、ネッツトヨタ三重株式会社 代表取締役社長、平野 真也 様でございます。
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引き続きの連携活動をお願いするとともに、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑦ 松阪偉人顕彰団体協議会 様

次に、9年間の長きにわたり、「松阪の偉人たち展」への東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」の出展のご支援をいただいております、松阪偉人顕彰団体協議会 会長、髙島 信彦 様でございます。
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出展のご支援をいただき、またお忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑧ 株式会社 松阪協働ファーム 様

次に、松阪農業公園ベルファームにおいて、12年間の長きにわたり、「楷(かいじゅ)の会」が運営する松阪市後援・農業塾のご支援をいただいております、株式会社 松阪協働ファーム 代表取締役社長、岩森 政明 様でございます。
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日頃のご支援に感謝申し上げますとともに、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑨ 三重県立飯南高等学校 様

次に、「楷(かいじゅ)の会」のドングリプロジェクトの植林学習のご支援をいただいております、三重県立飯南高等学校 校長 西川 俊朗 様でございます。
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植林学習のご支援に感謝申し上げますとともに、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑩ みえ森づくりサポートセンター 様

次に、「森の学校」において、森林・林業教育のご支援をいただいております、みえ森づくりサポートセンター センター長、北野 信久 様 でございます。
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日頃の森林・林業教育のご支援に感謝申し上げますとともに、お忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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6 ⑪ (旧)NPO法人 三重スローライフ協会 様

最後に、「楷(かいじゅ)の会」が設立される以前は、NPO法人 三重スローライフ協会でございました。

我々、「楷(かいじゅ)の会」 は、10年近くNPO法人 三重スローライフ協会で活動しておりました。

NPO法人の解散が決まるころに、農業教育事業の存続とNPO法人から独立するために「楷(かいじゅ)の会」を設立いたしました。

そのNPO時代にさまざまな活動を支えてくださいました、当時のNPO法人理事長であり、三重大学 名誉教授の大原 興太郎 様でございます。
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我々にさまざまな活動実績を作っていただき、またお忙しい中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

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7. 記念のくす玉割り

続きまして、記念のくす玉割りを行いました。

この改修工事は、三重県が所有する施設に対しまして、民間5社が一致協力して行ったものでございます。

三重県議会議員の青木謙順様、同じく三重県議会議員の野口正様のお二人の先生方には、常に三重県行政と我々民間との太いパイプ役として、多くのご指導、ご支援を賜りました。

くす玉割りは、お二人の先生方のご主導で、行われました。

まずはじめに、野口正議員様から、ご祝辞をちょうだいいたしました。
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そのあと、お二人の先生方をくす玉の中心に、改修工事協力5社の代表者様がその周りを取り囲む形でお集まりいただき、全員がくす玉のヒモをお持ちいただいて、一斉に引く準備をしていただきました。
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最後は、青木謙順議員様のご発声の「せーのっ!」で、一斉に勢いよくヒモを引いていただきました。
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お二人の先生方と民間5社の皆様の一致協力により、見事にくす玉は割れ、歓声があがりました。
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このくす玉の中には、三重県様と民間5社様のご協力により、折り紙でのツルとカメ、紙吹雪が納められておりました。

大変お忙しい中をくす玉の中身の作成にご協力いただきました、関係の皆様方に厚く御礼申し上げます。

くす玉本体の作成には、予想以上にそうとうの時間がかかり、落成式前日には「祝 東畑記念館」の垂れ幕が玄関側に向くことがわかり、正面を向くように設計しなおし微調整を重ねるなど、大変苦労をしましたので、無事に割れまして、よろこびはひとしおでございました。

三重県議会のお二人の先生方には、海外ご公務中で、ご帰国直後に落成式にご臨席賜りました。

大変ご多忙の中をご臨席賜り、誠にありがとうございました。

先生方には、三重県様との関わりの中で、「楷(かいじゅ)の会」をご指導くださり、本当にありがとうございました。

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8. 閉式のことば

ここで、第1部の落成式が終了いたしました。

三重県の廣田恵子副知事様、松阪市の竹上真人市長様は、このあとのご公務のため、第1部のみでご退席となりました。

また、ご来賓としてご臨席の三重県と松阪市の幹部の皆様方もご公務にお戻りになられました。

大変お忙しい中、ご臨席賜り、誠にありがとうございました。

第2部の記念セレモニーの準備のため、数分のお時間をはさみました。

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第2部 記念セレモニー  1.記念のダルマ作り

第2部の記念セレモニーも準備が整い次第、開始させていただきました。

まず、はじめに改修工事協力5社によります、記念のダルマづくりを行いました。

このダルマは、東畑記念館において、この先ご来館の皆様もご覧になれるよう、末永く保管し、お飾りするものでございます。

また、このダルマによって、改修工事協力5社のお名前を将来にわたり残してまいりたいと存じます。

改修工事や落成式そのもの、また改修工事協力5社の社名を残すことを考え、記念碑やさまざまな方法があるかと思いますが、この落成式において全社が協力して作成するという形をとるのに、ダルマにいたりました。

このダルマの正面には「東畑記念館」、右側面に「改修工事記念」、左側面に「令和六年二月二日」と書かれています。
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金の座布団の上にダルマを置き、その前に香良洲神社様のしめ縄を置きましたが、ダルマは達磨大師という仏教でございましたので、神道のしめ縄は場違いでございました。

大変失礼をいたしました。

改修工事協力5社の代表の皆様に、大きな字でダルマの背中に御社名をご署名いただきました。

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1 ① 公益財団法人・岡田文化財団 様

まずはじめに、公益財団法人・岡田文化財団の理事、辻 晴芳様にご署名をいただきました。

ご署名のあと、ご祝辞を賜りました。
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岡田文化財団様には、多くのご支援を賜り、また我々「楷(かいじゅ)の会」の活動に対しまして、高くご評価いただき、多大なご援助を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。

本日、ご来賓としてご臨席の望月俊二事務局長様には、「楷(かいじゅ)の会」の運営全般に関して、また落成式直前にわたるまで、さまざまなご指導を賜りました。

誠にありがとうございました。
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1 ② 株式会社 東畑建築事務所 様

続きまして、株式会社 東畑建築事務所の代表取締役社長、米井 寛 様にご署名をいただきました。

ご署名のあと、ご祝辞を賜りました。
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東畑建築事務所様には、多くのご支援を賜りましたとともに、役職員の皆さまから数多くのご指導をいただきました。

東畑記念館は、東畑謙三先生の設計を引き継ぐ施設として大切にお守りしていきたいと存じます。

また、今後は日本を代表する建築家として東畑謙三先生の顕彰活動も行っていく所存でございます。

本日、ご来賓としてご臨席の中村弘樹様、辰己幸司様、赤松千州様には、改修工事、運営全般にわたり、施主としてのご指導を賜りました。
ご臨席されておりませんでしたが、他にも役職員の方々からご指導を賜っております。

誠にありがとうございました。

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1 ③ 株式会社 清林社 様

続きまして、株式会社 清林社 代表取締役社長、鈴木 直也様にご署名をいただきました。

ご署名のあと、ご祝辞を賜りました。
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株式会社 清林社 様には、多くのご支援をいただき、また見ず知らずの「楷(かいじゅ)の会」に対しまして、温かいご支援、ご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。

本日、ご来賓としてご臨席の松本章様には、お話しますと社長様と同様に温かいお言葉をいつも返してくださいました。

誠にありがとうございました。

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1 ④ 不二建設株式会社 様

続きまして、不二建設株式会社、取締役副社長、舩橋 慶一郎 様からご署名をいただきました。

ご署名のあと、ご祝辞を賜りました。
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不二建設株式会社様からは、多くのご支援をいただき、また夏の猛暑の中の改修工事を誠にありがとうございました。

本日、ご来賓としてご臨席の万屋奉文様のもと、奥村一行様には、東畑記念館の改修工事中、現場責任者として約半年近くにわたり、日夜、改修工事にご尽力いただきました。

誠にありがとうございました。

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1 ⑤ 東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」

最後に、施主の東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」の会長、森川茂幸が署名を行いました。
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これにて、記念のダルマづくりがめでたく終わり、末永く記念館にお飾りしたいと存じます。

改修工事ご協力5社の代表の皆様、誠にありがとうございました。

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2.記念のサクラの植樹

ダルマづくりのあとは、この落成式を記念して、サクラの植樹を行いました。

このサクラは、東畑記念館の改修記念としまして、公益財団法人・岡田文化財団 様より、寄贈いただきましたもので、樹種は「八重 紅 しだれ桜」でございます。

岡田文化財団様、誠にありがとうございました。

数年後には、このサクラが満開になることを願って記念植樹を行いました。

まず、最初の植樹を三重県議会の青木謙順議員、野口正議員、出資ご協力4社様、施主1名の合計7名で行いました。
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そのあとスコップを次の方にお渡しいただき、順にご来賓の方々全員による植樹を行いました。
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本日は、この植樹のために早朝より、株式会社三重造園 取締役 早野愛花様はじめ、社員の方々にご準備をいただきました。

さまざまなご準備をいただき、誠にありがとうございました。

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3.記念撮影

サクラの植樹で、全員が庭園に出ていただきましたところで、ご来賓の皆様御一同で、東畑記念館を背景に記念撮影を行いました。

これは岡田文化財団様のご厚意によるもので、三重イオンクラブのプロのカメラマンの方が撮影してくださいました。
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カメラマンの方にはご挨拶もぜずに大変失礼いたしましたが、誠にありがとうございました。

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4.記念のお茶会

落成式最後の締めの行事となります、記念のお茶会を煎茶道・黄檗皎上月流の岡田皎上月お家元様が率いる会員14名のご臨席のもと、行われました。

このお茶会は、最後に「楷(かいじゅ)の会」がご来賓の皆様に感謝の気持ちを込めて、特別に岡田皎上月お家元様にお願いして行ったものでございます。

正面が北向きに変わり、ご来賓の皆様にはお席の向きを変えていただきました。

まずはじめに、東畑精一博士を偲び、落成式をお祝いしまして、岡田皎上月お家元様により、献茶のお点前から始まりました。

献茶とは、神仏に献ずるお点前のことでございます。
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そのお点前が会場がしんと静まり返った厳かな空気で進むなか、煎茶道の飾りつけ、盛物につきまして、ご説明申し上げました。
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煎茶道の飾りつけは、中国最古の本草学「神農本草経」にもとづき、上薬など薬草を飾ってございます。

上薬とは、不老長寿の効果があるとされております。

飾られておりました松竹梅の盆栽でございますが、松は冬の厳寒期にもその緑を失わず、竹はしなやかに伸び、梅は百花に先がけて咲く、これらは古くから「めでたき物のしるし」とされてきたものでございます。

本日の盛物につきまして、煎茶道の「万年大吉」とは万年青(おもと)、柚子(ゆず)、「万年如意」とは霊芝(れいし)のことでございます。

これらは、大変おめでたいお祝いの飾りつけでございまして、「万事意のまま」を表してございます。

いずれのものも、本日のようなお祝いの場にふさわしいものでございました。

本日、ご臨席のの黄檗皎上月流の会員14名の皆様のご紹介をお名前(フルネーム)の読み上げでご紹介申し上げました。

多くのご臨席を賜り、また端正なお着物が晴れやかで、所作のひとつひとつが美しく、日本人の心を表すそのものでございました。

献茶という神聖な儀式でしたので、大変、長い時間にも感じましたが、途中、ご来賓の皆様に「合掌」をしていただく場面もありました。
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献茶が終わりまして、第1煎目が会員の皆様からご来賓の皆様方のお席へお配りがありました。
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そのあと、本日のお茶菓子として、「柿の実きんとん」もお配りされました。

柿も栗も、古来より日本の自然の味わいを感じさせるものでございます。

続いて第2煎目もお配りされ、お茶の味わいが奥深いことに気付いていただいたことと思います。

ご来賓の皆様方がお茶をお楽しみいただきながら、これからの東畑記念館の運営につきまして、申し上げさせていただきました。
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お茶会の最後には、黄檗皎上月流の皆様にご整列いただき、本日のお茶会の御礼を岡田皎上月お家元様からありました。
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事前の準備から本日にいたるまで、大変お世話をおかけいたしました。

おかげさまで、この落成式を見事に締めくくっていただきました。

ご来賓の皆様方にとりましても心に残る落成式になったのではないかと思います。

黄檗皎上月流の皆様方に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

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施主「楷(かいじゅ)の会」副会長 運営のことば

東畑記念館 運営のことば


20240202208 令和3年10月に改修工事の話合いが始まって以降、この2年余りで、皆様から多くのご支援、ご指導をいただき、東畑記念館の運営団体として成長させていただきましたことに、心から感謝申し上げます。

我々「楷(かいじゅ)の会」は、この2年余り、この改修工事後に、東畑記念館の運営をお預かりする団体として、東畑記念館の活用を考え続けてまいりました。

「楷(かいじゅ)の会」の活動の中心は、顕彰会としての東畑精一博士の顕彰活動、そして博士の教育理念に基づく、実践を重視した農林業の教育活動でございます。

9年間にわたり、「松阪の偉人たち展」への出展団体として、また12年間にわたる実践教育に基づく農業塾を運営する団体として、昭和46年の記念館建設当初の博士のお考えに添った東畑記念館の運営を目指してまいりたいと思います。

令和4年2月、東畑記念館の敷地内に「学問の木」と言われる、楷(かいじゅ)の木の植樹をしました。

これは、記念館改修の成功を願っての植樹で、東畑建築事務所の辰己幸司さま、赤松千州さまのお二人と我々「楷(かいじゅ)の会」で行いました。

楷(かいじゅ)の木は、古く中国で「少年老い易く学成り難し」の木として、学問所に植えられる「学問の木」ということでございます。

博士も東京の自宅で、楷(かいじゅ)の木を大切に育てていたということで、顕彰会の命名の由来ともなっています。

これからの「楷(かいじゅ)の会」は、この学問の木である楷(かいじゅ)の木と東畑記念館とともに成長し続けてまいりたいと思います。

最後に、株式会社東畑建築事務所の創業者、東畑謙三先生が設計なされたこの東畑記念館を三重県様からお預かりし、大切な施設としてお守りしていくとともに、広く県民に愛される東畑記念館としてまいりたいと思います。

本当に多くのご支援、ご指導をいただきましたことに心から御礼申し上げまして、運営のことばといたします。

本日は、ありがとうございました。

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5.お開き

落成式の第1部、第2部とすべての式次第が滞りなく終了いたしました。

ここで、落成式のお開きの宣言をさせていただきました。
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本日のお昼のお弁当は、三重県農業大学校の学生食堂の運営事業社、(株)魚国さまにお願いしておりました。

きょうは平日で、学生の給食もある中、たくさんのお弁当を作っていただき、誠にありがとうございました。


最後に、本日にいたるまで、東畑記念館の改修工事ならびに落成式に関わっていただきました、ご来賓の皆様はじめ多くの方々に心より感謝申し上げます。

施主として、ここまでやって来れましたのも、大変多くのご指導、ご援助を賜りましたおかげでございました。

本日の落成式は、至らなかったことも多々ありましたが、「楷(かいじゅ)の会」として、精一杯やり遂げることができました。

今後とも、これからの東畑記念館をお預かりする運営団体となります、「楷(かいじゅ)の会」をお見守りくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

本日は、誠にありがとうございました。

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「楷(かいじゅ)の会」会報第17号

会 報 第 17号
令和6年2月2日


浦城晋一先生 ~東畑博士の最後の弟子・学者~


 昭和20年11月9日、マッカーサー司令部は、「農地改革の覚書

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