東畑記念館へ植樹を行いました
2022年3月1日、あいにくの雨の中、東畑記念館において東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」のシンボルツリーである学問の木の「楷の木」の植樹を行いました。
すでに東畑生家、松阪農業公園ベルファーム内の学習農場にも植樹を行っており、東畑記念館は最後の植樹となりました。
当日は、株式会社東畑建築事務所さまより役員お二人がお見えになり、全国植樹祭にならい、お手植えを行っていただきました。
大雨の中、本当にありがとうございました。
これからの楷の木の成長を見守りながら、本日の植樹については将来にわたり消えることのない形で残すこととします。
東畑記念館は、東畑精一博士が三重県に寄贈した建物であることがよく言われていますが、この建物が精一博士の弟で東畑建築事務所の創業者でもあり、日本を代表する建築設計家の東畑謙三先生の設計であることはあまり表に語られていません。
株式会社東畑建築事務所さまは創業者の謙三先生が設計された東畑記念館は後世に残すべき貴重な建築物であるとし、企業としてこの価値を将来に残したいと社会貢献を申し出ておられます。
この企業姿勢は、多くの企業で簡単にできるようなことではなく、東畑建築事務所さまの企業姿勢に改めて敬意を表したいと思います。
我々楷(かいじゅ)の会は、今までお金にならない農業に関わるさまざまな社会貢献活動(ボランティア活動)を積み上げてきました。
その中で、お金で評価できない価値(=姿勢)が、お金に勝る価値であることを知りました。
我々楷(かいじゅ)の会も、何ができるのかを考え、引き続き努力していきたいと思います。