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第1期生研修旅行:三重県立伊賀白鳳高等学校様

午後からは、三重県立伊賀白鳳高等学校様のご協力のもと、ライ麦パンの製パン研修でした。
学校長の辻校長先生が休日でも公務お忙しい中、我々三重スローライフ協会農業塾を歓迎してくださいました。
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研修は、フードシステム科の新崎先生と西島先生のご指導で行われました。
きょうのために、何度も試作を繰り返していただき、ライ麦パンと言っても、そう簡単にできるものではないことを知り、先生方には大変な労力をおかけし、私どものために本当にありがとうございました。
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すでに、パンを焼く直前までご準備していただいてあり、まずパンを焼きガマに入れるところから始まりました。
成形済みのパン生地に切れ目を入れるところを順番に実習させてもらってから、カマ入れをしていただきました。
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15分でパンが焼けるとのことで、その待ち時間には、いろいろな小麦粉の専門的なお話を聞かせていただきました。
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あっという間にパンが焼きあがり、焼き立てパンの試食です。
ライ麦20%入りパンと40%入りパンの2種類の試食をさせていただきました。
外はカリッと、中はもっちりと、メリハリのきいたパンで、ライ麦の素朴な風味が新鮮で、とてもおいしいパンでした。
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製粉工程の学習では、製粉機「ひかり号」は、メッシュ(あみ目)によって、フスマ、粗びき粉、仕上がり粉の3種類に選別製粉ができるとのことでした。
今回のライ麦の製粉に、製粉機に13回も通されたとのことで、粉にすること自体が大変難しいことを感じさせられました。
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ライ麦の製パン研修を通じて、私たち農業者は、生産してからその後、食品となる工程がよくわからずにいることが多いと思うのですが、ひとつの食品が出来上がるまでには、さまざまな試行錯誤があり、その奥深さや専門性を感じることができました。

今回の研修を快くお引き受けくださいました、辻校長先生、熱心にご指導していただきました新崎先生、西島先生に深く感謝申し上げます。
ライ麦という食材研究からいろいろな準備など、きょう以外にもたくさんの時間を割いていただいたことと思いますが、本当にありがとうございました。

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さて、現在、日本で生産される小麦は、主にうどん用です。
日本の気候風土では、パン用の小麦の生産はむずかしく、現在の日本のパン用小麦自給率は、わずか3%となっています。
最近、パン用小麦品種「ゆめちから」が育成されました。
日本小麦で作った純国産パンが食べられる日も近いのかもしれません。

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