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第1期生研修旅行:伊賀市・中林牧場様

 きょうは、総勢10名で松阪農業公園ベルファームから、まずは伊賀市の中林牧場様へと、ベルファームバスで向かいました。
お盆の帰省ラッシュもなく、30分も早く中林牧場に到着したのですが、中林社長は早くも到着を待ってくださっていました。

 さっそく中林社長を囲んでの談話会が始まり、途中、中林社長の息子さん、実質社長といわれる奥様、お嫁さんと、ご一家が次々に談話会に参加してくださり、大変にぎやかな談話会となりました。
社長はじめ、ご一家の話題は、どれも引き付けられるような話題ばかりでした。
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 中林牧場は、伊賀牛発祥当初からの経営で、50年が経過しているということでした。  
会社は良く持って30年といわれる今日において、50年、しかも3代にわたり続いている経営というのは、ひとつの文化財であると思います。
それだけに、ひとつひとつの言葉に重みがあり、聴いている我々を深くうなずかせるものでした。

その中で、「(畜産農家の)嫁は文化人にならんでええ」という、たとえ話もありました。
それだけを聞くと人権問題なのですが、かつて、私(F)は学生酪農実習生でした。
そのときの実習先で、実習1日目に言われたのは、「牛飼いの嫁に知識はいらん」というもので、さらに、「学生酪農実習生は、使い捨ての消耗品だ」と言われたのでした。
そのときの衝撃は、「(言葉にならない)え?????」というのを今でも覚えています。
そして、まさに「使い捨ての消耗品」の生活が始まったのでした。

今になって思うのは、個人的な理解ですが、本当に知識が不要ということではなく、非常に重労働で過酷を極める酪農業で、当時、「賢くなった嫁が我が家に居続けるわけがない」との思いから、とにかくずっと、嫁が一日でも長く家にいてほしい、という神仏に拝むような切実な願いからの言葉だったと思います。

話はさらに進んで、輸出の話、TPP(環太平洋連携協定=自由貿易化交渉のこと)の話へとグローバルな話題となりました。
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輸出について、自社ブランド「忍者和牛くノ一」の商標を取得して、中林社長自らがシンガポールへ出向いて商談を進め、輸出に向けて一定の手ごたえを感じたとのお話でした。

TPPについては、中林社長は「最低
限、絶対米だけは守り通すべき」とお話しいただきました。
8月27日からTPP交渉がブルネイでありますが、中林社長は日本の20団体ものステークホルダー(利害関係者)とともに日本を代表して交渉に参加されるそうです。

私(F)は、農業=その国の文化である、と思っています。
国籍の異なる農産物の大量流通というのは、その国固有の文化をつぶすものである、と個人的に思います。
自国の文化であれ、異国の文化であれ、文化というものは尊重しなければならないと思います。
旬がない農産物どころか、(日本)国籍がない農産物というのは、多くの課題があるのではないでしょうか。

最後は、道徳についての話題となりました。
「もったいない」という言葉が死語となっている、という話からだったのではないかと思います。
本来、家庭でしつけるべきものが、他力本願になっていると、耳の痛いような話だったのですが、まさにそのとおりだと思います。
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話は尽きなかったのですが、その後、中林社長も同席で、伊賀市の「川源」での昼食会となりました。
昼食会でも、話題が尽きることはなく、中林社長はいいお嫁さんに恵まれる秘訣などお話しされ、あっという間の楽しい昼食会でした。

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