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ヤンマーミュージアム 「農業の機械化への歩み・野菜」

田んぼの機械化については、大型農機の展示などを見てもわかるように、田植えから収穫までの一貫したトータルな機械化が進みました。
現在では、収穫後もライスセンター(乾燥施設)、カントリーエレベータ(乾燥貯蔵施設)が整備され、生産のみならず、出荷販売にいたるまで機械化されています。


しかし、一方で野菜はそうではありません。
現在でもすべての作業が機械化されていないのが現状です。
たとえば、ダイコンの間引き作業、ホウレンソウの収穫、ナスの収穫など、収穫・調整などの多くの作業が手作業です。
水稲用コンバインは、ムギの収穫にも使えるのに対して、キャベツの収穫機は、ハクサイの収穫には使えません。
水稲は、一斉収穫ですが、野菜は必ずしも一斉収穫ではありません。
野菜は人間が目で見て、選択的に収穫をするのが一般的で、これらのことが野菜の機械化を難しくしています。
つまり、野菜は、個別の機械化が必要となるのです。
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展示室では、「カレーを作る技術」として、たくさんの野菜の機械が紹介されていました。
・バレイショ茎葉処理機
・レタス移植機
・全自動ネギ移植機
・乗用全自動野菜移植機
・乗用型ニンニク植付機
・人参収穫機
・えだまめ収穫機
・歩行型かんしょピッカー
・ダイコン収穫機
・たまねぎ収穫機
…このように野菜の種類別にたくさんの機械があることがわかります。

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