第11期・修了記念研修 煎茶道
例年は、修了式のあと半日程度で修了記念研修旅行を実施していましたが、新たな研修として煎茶道を学んではどうかということになりました。
煎茶道黄檗皎上月流家元の岡田皎上月先生をお招きして、岡田先生のお弟子さま十数名の方々に囲まれ、初めての煎茶道の研修に取り組みました。
岡田先生はじめ、お弟子さまの皆さまが晴れやかなお着物で、畳敷きの和室がお正月のような、それは華やかで厳かな空気のもと、始まりました。
岡田先生から煎茶道の歴史などを詳しくお話があり、社会の上層部などの権力とつながることのない茶の道であるというのが、煎茶道の上品さや清らかさに表れているのだと思いました。
お弟子さまがお点前をされましたが、とにかくお点前の所作が美しく、ずいぶんお稽古も積んでおられると思いましたが、お着物ですらりとした姿勢に、流れるようでいてしっかりと決まるような、小指の先までピンとした美しさ、上品さ、精神性、なんと申し上げたらよいのか、わかりませんが、ひとつひとつが見とれるような素晴らしいお点前でした。
一煎、二煎、三煎、と入れていただき、上品な和菓子と果物で、楽しいお茶をいただきました。
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