【イネ科】 スイートコーン

スイートコーンの大害虫です

スイートコーンの大害虫で、経済的被害が大きい害虫にアワノメイガがあります。
雄穂付近の茎から植物体内に侵入することが多く、左の画像のような侵入跡があります。
侵入後は、右の画像のように、雄穂が折れて白化し、枯れたようになります。(赤丸印)2013071311
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侵入跡のあった茎を割ってみたところ、左の画像では、さなぎとなっていました。
このさなぎがアワノメイガであるとすると、年2~3回発生するようなので、第2世代であると思われます。
また、右の画像では幼虫が出てきましたが、よく見ると、アワノメイガではないようです。
幼虫の特徴から見ると、タバコガの幼虫ではないかと思います。
トマトやピーマンなどにも同様に、植物体内に侵入する害虫です。
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スイートコーンの雄穂(花粉)と雌穂(絹糸)です

早朝、スイートコーンの雄穂、雌穂を農場で観察したものです。
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上の左の画像は、雄穂にハチが来ている写真です。
ブンブンとたくさんのハチが来ていて、羽音がうるさいほどでした。

上の右の画像は、花粉がたくさん落ちる様子です。
雄穂を取り、黒い軍手の上に振り落とすと、微細な花粉がたくさん落ちました。

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上の大きい画像は、雌穂の絹糸の様子です。
パッと見は、”糸”ですが、よく見ると、細かい”毛”があります。
微細な花粉をより多くキャッチするための体のつくりだと思います。
自然というのは、実にうまくできていることに感心しています。

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