【キク科】 ゴボウ

ゴボウの採種をしました

春まきゴボウの1株が花芽分化を起こして、秋に開花した株の採種を行いました。
花が枯れ、種子ができているように見えています。

2013年11月の記事「ゴボウにアザミに似たきれいな花が咲きました」
http://itpoweron.cocolog-nifty.com/npo/2013/11/post-aad2.html

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採種したところ、残念ながら種子が充実しておらず、胚が形成されていないいわゆる「シイナ」となっていました。
開花し、受精はしたと思われますが、その後の低温により種子が充実しなかったと考えられます。
簡単に言うと、「シイナ」とは、外側の種皮のみで、中身がカラの種子のことです。
外見上は、充実種子と見分けがつきにくいです。

低温により種子が充実しないのは、水稲でも同様で、水稲では「冷害」といわれています。

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ゴボウの果実は”ひっつき虫”でした!

ゴボウの果実(そう果)は、「ひっつき虫」でした
地方によっては、「くっつき虫」というかもしれません。

”虫”という名で呼んでいますが、虫ではなく果実の形態で、果実に逆さのトゲ状のものがついていて、人や動物に”ひっつく”植物の実のことです。

植物が自己の分布を拡大するための独特の種子の散布形式で、これを「動物散布」とも言います。
ゴボウの果実が手袋とひっついている様子です。
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ひっつき虫は、たくさんの種類があり、私(F)が幼少のころは、荒れ地にあるオナモミという「ひっつき虫」種子で、友達とオナモミの種子を投げ合いして遊んでいました。
そういう思い出のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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ゴボウにアザミに似たきれいな花が咲きました

ちょうど1か月前の記事に、花芽分化を起こしたゴボウを紹介しましたが、あれから1か月がたち、アザミに似た紅ピンク色の花が咲きました。

1か月前の記事 「1年草のゴボウができました!」
http://itpoweron.cocolog-nifty.com/npo/2013/10/1-1237.html

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この時期に狂い咲きですが、アザミに似てとてもきれいです。

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1年草のゴボウができました!

ゴボウは、キク科の2年草で、1年草のようにタネをまいたその年に開花することはありません。
春にタネをまくと、冬を越して翌年の初夏に花が咲く2年草の植物です。

ところが、今年の春にタネをまいた中に1株だけ、この秋に花が咲いた株があります。
まさに、「春まき1年草」といえるゴボウです。2013101410
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ゴボウの花芽分化には、一定の低温が必要とされているので、この株だけ低温のない夏の時期に低温にいつ遭遇したのかわかりませんが、低温以外にも花芽分化を起こす要因があることが推察されます。

タネがとれそうならば採種して、来年の春にタネをまいて、1年草のように秋に花が咲くか、確認してみたいと思います。

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