NPO農業塾

第11期・視察研修 「ナント種苗株式会社さま、他」

2月11日、天候にも恵まれ、バスにて研修先の奈良県ナント種苗株式会社さまの宇陀育種研究農場へと向かいました。
ナント種苗株式会社さまには、祝日の少人数の研修にも関わらず、当農業塾の研修をご快諾くださり、心より感謝申し上げたいと思います。
今回の研修は受講生も楽しみにしており、当日は仕事を休んで参加してくださった受講生の方もありました。
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三重県のご担当者さまから丁寧なご説明とご指導をいただき、育種目標の難しさや奥深さ、それに費やす年月など、勉強になる話が多く、受講生もさまざまな質問をして大変有意義な研修となりました。
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品種のネーミングもユニークなナント種苗さまですが、農家との距離感を縮めようとする努力のような熱意を感じることができました。
当農業塾では、近くのホームセンターで種子を買う都合上、ホームセンターが扱う他社さまの種子を買うことが多いですが、今後は探してでもナント種苗さまの種子を使ってみたいと思います。
ナント種苗株式会社さま、業務ご多忙の中、ご指導を賜り本当にありがとうございました。

午後の研修は、宇陀市歴史文化館「薬の館」という宇陀市の指定文化財となっている施設です。
細川家という古民家は、もともと薬問屋であり、藤沢薬品工業株式会社(現:アステラス製薬)の創業者の生家ということです。
薬の豪商であったとみられ、展示物も昔懐かしい
の薬の看板であったり価値のあるものばかりですが、細川家という民家自体の価値がまさに文化財と言えるものだと思います。
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薬の館でもご担当者さまから丁寧なご説明をいただきました。

最後の研修先は、国の指定天然記念物となっている「八ツ房杉」の見学でした。
八ツ房杉は、桜実神社の山中にあり、8つの主幹がある見事な巨木です。
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研修にご参加されました受講生の皆さま、大変お疲れさまでした。
ナント種苗株式会社さま、大変お世話になりました。
ご参加の受講生の皆さまは、3月に研修レポートのご提出をよろしくお願いいたします。

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新年のごあいさつ

受講生ならびに関係の皆さま方
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。  

昨年は、当農業塾にとってまさに試練の年、激動の一年でした。
おかげさまで農業塾は昨年9月から第11期目を迎えていますが、NPO法人三重スローライフ協会の解散にともなって、あらゆる面で農業塾の運営が難しくなり、松阪市の後援をいただいたり、実習ほ場の確保はできたものの教室が使えなくなって野外の教室でしのいだり、受講生の皆さま方には大変なご不便やご心配をおかけいたしました。

とにかく学習環境の整備・確保が緊急の課題であったそんな折、「東畑生家」を管理されている中川電化産業株式会社の河中社長からそういうことならば、と快く東畑生家を学習施設として開放していただけることになり、窮地に追い込まれていた農業塾を救っていただきました。

東畑生家の開放のみならず、東畑生家の駐車場の畑地化や会社の公用車の貸与まで、運営の苦境にあった我々を温かくご支援してくださいました。
そこで河中社長を農業塾の顧問の先生としてお迎えし、今後も農業塾の運営にご指導をお願いしています。

東畑生家での農業塾は思ってもみなかったことですが、これには東畑精一博士も喜ばれてみえるのではないかと思います。
あらためて中川電化産業株式会社の河中社長はじめ、役員様、社員様に感謝申し上げたいと思います。

さまざまなご支援を賜り、そのご支援に応えられる農業塾の運営に今年も努力し続けたいと考えています。
これからも受講生全員が健康で楽しみながら農業で活躍できる、その中核となる農業塾をこれからも長く継続していく所存です。

本年も引き続き、農業塾へのご理解、ご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。  

松阪市後援 農業塾
   塾長 森川茂幸
   顧問 河中英祐
   講師 藤田育美
 

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第11期・第3回「ミカン狩り」

きょうは三重県立相可高校の果樹園へ「ミカン狩り」に行きました。
農業高校との連携は、林業関係では以前にもありましたが、果樹関係では初めての連携活動になります。
きょうは受講生のお子さん(小学生男児)もご参加いただき、にぎやかなミカン狩りとなりました。
小型バスに乗り合わせて相可高校の農場へと向かいました。
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相可高校では農場長の先生、果樹の先生、相可高校の生徒さん6名も大勢で出迎えていただきました。
お互いのごあいさつと自己紹介を行い、高校生の皆さんと一緒にミカン狩りを行いました。
高校生の皆さんは、果樹を学習されている3年生の子たちでミカンの品種などを教えていただきながらミカン狩りを楽しみました。
思い思いにどの木がおいしいとか、日当たりが良い枝がいいとか品定めをしながら収穫をしていました。
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カキは選果場にあったカキを分けていただきました。
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選果場では、大きな選果機に見入っていた小学生の子に高校生の一人が「これは…こうなってるんだよ。」と説明している場面が見られました。
帰るころには小学生と高校生の間にゲームか何かの共通の話題ができたようで、すっかり仲良くなっていました。
楽しい時間はあっという間に終わり、最後に高校生代表のお二人からお礼の言葉をいただきました。
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美味しいミカンと普段は触れ合うこともない十代の高校生の若い子たちとの交流で、受講生の皆さんもとても良い刺激をいただきました。
きょうは休日にも関わらず、ご対応してくださった相可高校の先生方、6名の生徒の皆さま、本当にありがとうございました。

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松阪市後援・農業塾 第11期生の開校式を行いました

NPO法人の解散に伴い、第11期から農業塾の運営団体は東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」となりました。

東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」は、もともとは東畑精一博士の顕彰団体としてNPO法人内に設立されていたのですが、第11期より農業塾の運営団体としての役割を担うことになりました。

法人格を持たない団体が農業塾を運営することになり、これまで通りの運営とはならないことが多いですが、受講生の皆さまのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

農業塾につきましては、第11期から松阪市後援の農業塾として新たなスタートを切ることになりました。

NPO法人から役員2名が移籍し、新たに顧問兼特別講師をお迎えし、従来と同様の講師3名体制を確保いたしました。

第11期生の開校式は、ベルファーム内の施設は使えなくなったため、今期から東畑生家を借りて行うことになりました。

開校式では、森川塾長から開校のご挨拶がありました。
そのあと、受講生Kさんが受講生代表のご挨拶をしていただきました。
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講師紹介では、11期から新たに顧問兼特別講師になっていただく河中先生のご紹介をいたしました。
河中先生は、農業分野のみならず多方面に見識が高く、加えて農業塾の存続をご指導いただいています。
その河中先生から新任のご挨拶をいただきました。

あと引き続きになりますが、講師の藤田を加え、講師3名体制で第11期の農業塾を運営してまいりますのでよろしくお願いいたします。
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農業塾 第10期・修了証書授与式

きょうは第10期の修了証書授与式を東畑生家にてとり行いました。
今年度からベルファームの教室が使えなくなったため、中川電化産業株式会社のお取り計らいにより、実現したものです。
(東畑生家とは東畑精一博士の生家で、現在は中川電化産業株式会社様の所有となり、維持管理をされておられます)

中川電化産業株式会社の社用公用車をお借りし、ベルファーム大型バス駐車場から東畑生家へ向かいました。
東畑生家の一室で修了証書授与式がとり行われ、証書の授与を中川電化産業株式会社の河中社長様(楷(かいじゅ)の会副会長)からおひとりづつ手渡しで授与されました。
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授与のあと、森川塾長から式辞をいただきました。
その後、受講生を代表してIさんがお礼のことばを述べられました。
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授与式のあと、特別講義として中川電化産業株式会社の河中社長さまから東畑一族の話を中心に東畑生家を維持管理されている経緯などお話しいただきました。
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講話の後、生家の貴重な数々のお部屋や調度品、日本庭園や天守閣級の建築などを見学して回りました。
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最後に我々の団体名にもなっている「学問の木」である楷の木の前で記念写真を撮りました。
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今回、このように修了証書授与式が実施できたことをはじめ、社用車を貸し出していただいたり、河中社長さま、社員さま御一同がさまざまなことを快く全面的にバックアップしていただきました。

その多くのご支援により、継続が困難となった我々の農業塾の活動が引き続き成り立っていることに深く感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

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研修旅行:県立飯南高校、水屋神社

東畑生家をあとにして、昼食は県立飯南高校の有名なハナノキの下でお弁当をいただきました。
真夏の真昼に暑くないかと心配していましたが、きょうは曇り日で日差しも弱く木陰でおいしくいただきました。
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最初の研修先は水屋神社でした。この神社は神社裏のクスノキの巨木が有名ですが、スギ、カゴノキ、ケヤキ、ムク、サカキとどれをとっても巨木揃いで驚かされます。
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国歌・君が代の「千代に八千代にさざれ石の…」の「さざれ石」という石も安置されていました。
「え、これが…???」という一見、ガレキに見える石が置かれていました

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研修旅行:大谷嘉兵衛資料館、長楽寺

松阪の偉人のお一人に「茶王・大谷嘉兵衛」という偉人がおられます。
大谷嘉兵衛翁は、松阪市飯高町に生まれ、生涯を日本茶業の振興に尽力され、晩年は故郷のために橋をかけたり、小学校の建築など多大な貢献をされた方です。

この大谷嘉兵衛翁の顕彰会である「茶王・大谷嘉兵衛の会」が維持管理をされている大谷嘉兵衛資料館(松阪市立川俣小学校跡・休校中)に研修に行きました。「松阪の偉人たち展」でも初回より大変お世話になっている方々です。

大櫛会長さまはじめ、4名もの方々に歓迎いただき、校長室での講話がありました。
同会の小林典子先生から講話をいただき、その中でも話の途中に小林平八郎先生との寸劇があり、その迫力に我々は大変惹きつけられました。
大谷嘉兵衛翁の功績が脳裏に焼き付くような迫力満点の寸劇でした。
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講話のあと、資料館の見学をさせていただきました。
数多くの展示物が整然と展示され、短時間では見切れないほどでした。
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講話にあった嘉兵衛翁が架けたという4代目となる「大谷橋」を渡り、嘉兵衛翁の生家の跡地をみて長楽寺へと向かいました。
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長楽寺では、嘉兵衛翁の胸像を見学し、嘉兵衛翁のお墓参りをいたしました。
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大谷嘉兵衛の会の皆さま、大変お忙しい中をありがとうございました。

今回の研修旅行は、中川電化産業株式会社の東畑生家、社用車をお借りし、大谷嘉兵衛の会の皆さまのご協力のもと、実施することができ、深くお礼申し上げます。関係の皆さま、本当にありがとうございました。

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子ども農業塾生を募集します

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松阪農業公園ベルファームで子ども農業塾を開催します。
対象年齢は、未就学児~小学生です。
農業や生き物、理科に興味がある子どもたちを募集します!

●期間: 令和4年9月~令和5年3月
     (毎月第1土曜日13時30分~14時30分)

●場所: 松阪農業公園ベルファーム内の学びの農場

●学習内容: 農業や生き物、理科のお話 (30分)
            農業の実習、観察 (30分)

●講師: ・森川茂幸(農業の先生)
       ・藤田育美(生き物の先生)

●受講料: 1,000円 (令和4年9月~令和5年3月)
       ・別途実費が必要な場合があります。

●募集人員:未就学児(おおむね5歳以上)~小学生
      10名(先着順)
  (未就学児、小学校低・中学年の児童は保護者同伴必須)
  ・松阪市子ども会連合会にご加入の有無をお知らせください。

●申込先:子ども農業塾事務局
     (東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」)

       メール:itpoweron@gmail.com

(入塾申込書の必要事項をご記載のうえ、送信をお願いします。)

電話:090-4445-3311(森川)
      090-3686-7535(藤田)

●詳細・申込書ダウンロード

ダウンロード - junior20agricultural20school201.pdf

ダウンロード - junior20agricultural20school2010.pdf

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松阪市後援・農業塾第11期生を募集します

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松阪市後援の農業塾第11期生を一般募集しますので、ご案内申し上げます。
一般募集は若干名となりますので、定員が満席となった場合は、その時点で募集を締め切らせていただきます。
また、受講決定は8月以降となりますので、決定後、入校式などのご案内を送付いたします。

募集要項、申込書は、下記のURLリンクよりダウンロードしてください。

多数のご応募をお待ちしております。

第11期生から運営事務局がNPO法人三重スローライフ協会から東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」に変更となっております。
NPO法人三重スローライフ協会から役職員はそのまま移籍しておりますので、特に職員の変更などはありません。

東畑精一顕彰会とは、農業経済学の学問体系を確立した東畑精一博士の功績を顕彰しつつ、東畑精一博士の農業理念をもとに農業塾を開校し県民の農業理解を深めることを目的としています。

大変申し訳ございませんが、本農業塾は、農業者研修であり、指導者研修ではございません。
農業の指導者的立場にある方を受講対象としておりませんので、ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。


●お問い合わせは、

 東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」事務局まで、お電話でお願いします。

  TEL 080-3686-7535(副会長:藤田) 


※申込書は、運営事務局への郵送でも受け付けております。

↓申込書ダウンロード
ダウンロード - npo20agricultural20school2011.pdf

 

多数のご応募をお待ちしております。

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第10期・第11回 「松阪の偉人たち展研修」

きょうは2月に実施予定だった研修旅行が新型コロナウイルス感染症拡大のため中止となったので、その振替で「松阪の偉人たち展」の研修としました。
松阪の偉人たち展は8回目となり、農業塾講師は第1回から東畑精一博士の顕彰実行委員として関わりを持ち続けています。
東畑精一顕彰会「楷(かいじゅ)の会」はもともと東畑精一博士の顕彰団体として発足した団体ですが、今後の農業塾の運営団体としての役割を担うことが決まっています。
受講生の皆さまもこの機会に農業経済学の基礎を確立した東畑精一博士のご理解をさらに深めていただきたいと思います。
また、松阪には多くの偉人の方がおられます。
今回は東畑精一博士を含めて8人の方が顕彰されておりますが、それぞれの偉人の方の偉業に触れていただけたらと思っています。
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